ドイツに6か月以上いるなら、公共交通機関を利用するほかに、レンタカーなどを使って旅行したい、という方もいらっしゃるかもしれません。その際、運転免許はドイツでも使える仕様にしておく必要があります。
免許の翻訳をしてもらおう
まずは日本で、ドイツ政府公認の翻訳士に、日本の免許証のドイツ語訳を作成してもらいましょう。免許証の有効期限には注意してください。現地で書き換えを申請する時点で日本の免許証がまだ1年以上有効でなければいけません。
2020年7月現在、ドイツの公認翻訳士としての資格を持ち、日本に在住しているのは7名となります。翻訳、公証は有料ですが、料金体系は各翻訳士によって異なります。
また、翻訳はドイツにいても、在ドイツ日本大使館、総領事館、または日本のJAFにあたるADACでも有料で可能です。
公証って何だっけ?という方はこちらを参考にしてください。
市内の道路交通局で申請
その後、ドイツ到着から半年以内、そして住民票と滞在許可証を手に入れたら、日本の免許証と翻訳をドイツで滞在する街にある道路交通局 (Führerscheinstelle)に持って行って、ドイツの免許証を発行してもらいます。日本の免許証はその間道路交通局で預かりになります。
日本の免許証を持っていれば、申請時にドイツ国内の道交法に関する筆記試験、および運転実技試験を課されることは、2020年7月現在ありません。
滞在が半年以内なら書き換え不要
ちなみに、ドイツでの滞在期間が185日以内なら、日本の免許証とその翻訳だけでドイツ国内は無制限で運転できます。本サイトはドイツ長期留学生を応援するのが主ですが、頻繁に実家に帰るという方もいらっしゃると思うので、半年ドイツ、休暇で日本という生活をされる予定なら、手続きを一つ省略することができます。
周辺環境には気をつけて
日本人がドイツで運転できるようにするには、上記の手続きを取れば法律上障害はなくなります。
ただし、ドイツの乗用車は左ハンドル、右側走行と、日本とは逆です。さらに、ドイツ人の運転は日本人よりもずっと猛々しく、アウトバーンの制限速度は日本の高速道路よりも高い場合が多いので、怖いと感じることもありました。書き換えが比較的容易とは言え実際に運転する際は十分な注意を払い、平常心を保ちましょう。
命あっての物種よ
ここまで読んでくださった皆さん、ありがとうございます!
別のブログも読んでいただけたらうれしいです。
んでは、また~。
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