ドイツから飛び出して、外国の大学に留学!もともと留学生だけど、正規学生ならこんなチャンスも巡ってきます。
今回は、僕がオランダの大学で積んだ体験をもとに、交換留学生がどんな感じで授業を受けるのかをさらっと書いていこうと思います。
授業
僕の場合はブレーメンの大学にいた時よりも、グループワークが多かったような気がします。同じ名前の授業を通期で受けていても、ナンバリングによって勉強内容が細分化されていたのでコマ数も、テストの数もドイツより多く、またフィールドワーク、プレゼンづくりのために集まる機会をより多く設けないといけなかったので、なんとなく時間が足りていないような感覚を覚えました。
ただフィールドワークは、ドイツの大学でやってこなかったこともあって、外に出られる新鮮さがありました。さらに街中でインタビューもするように言われていたので、緊張しましたが、机に向かうのとはまた違う達成感を味わうことができて、いい体験になったと思います。
大学の中でやる授業そのものは、講師が話したり、グループディスカッションをしたりと、ドイツとそう差はなかったです。というよりヨーロッパの大学間では差のつけようがないんじゃないかと思います。
テスト
これはドイツの大学と一緒でしたね。大別して筆記、レポート、グループプレゼンの3種類です。ただ、上述の通り、ドイツよりも授業数が多かったので、準備するための時間をより多く割かないといけませんでした。
別記事でも書きましたが、ドイツの大学ではこの3種類を組み合わせる、もしくは全部要求する講師がいて、学生を辟易させることがあります。理系だったら、実験結果をレポートするっていうのもあると思うので、実質4種類ですかね。
想像の域を超えませんが、これはドイツの大学が提携している海外の、特にヨーロッパの大学なら、授業体系や、成績の出し方をある程度合わせるためにそうなるのではないかと思います。
学生との交流
もちろん授業以外にも、現地の学生と交流する機会はあります。交換留学を経験した方であれば、留学生の面倒を見る学生にいろいろやってもらったことはないでしょうか。EU圏内なら、学術交流を促進するエラスムス運動(Erasmus+)の一環で、交換留学生が現地で交流を持ちやすいように、受け入れ先の大学の学生スタッフを募っていることが往々にしてあります。
別記事で書いた歓迎パーティを主催したり、留学生向けのオリエンテーションのアシスタントを務めたり、彼らは普段の授業に加えて留学生のために働いています。
中には普段の授業で一緒になる子たちもいるでしょう。もし授業でわからないところが出てきたら、いざという時に頼りになります。…彼らがちゃんと勉強してることを願って。
また、大学によっては学生向けの課外活動を催しているかもしれません。僕のルームメイトは、その枠内で時々演技のワークショップに行っていました。ほかにもスポーツとかのいろいろなプログラムがあるので、やってみたいと思うものを見つけて参加してみましょう。
留学生との交流
もちろん現地の学生だけでなく、別の国から来た留学生とも交流する機会があります。
一番はじめやすいのは、学生寮やルームシェアをするときにいるルームメイトでしょうか。顔を合わせる機会が多く、示し合わせやすいはず。
仲良くなれそうなら、一緒にご飯を作ったり、映画を見たり、住んでる町を出て日帰り旅行をしたりするのも楽しいですよ。
一緒に住んでいなくても、授業で一緒だったり、ルームメイトがどこかから連れてきたりで出会った子たちとそういうことを一緒にするのもありです。
オランダならではのアレ
余談ですが、僕はルームメイト、別の留学生、そして留学生世話係の学生の子と、人生で初めてカナビス(cannabis = マリファナ)を吸ってみました。オランダではマリファナが合法だということを聞いたことがある人は多いかと思われます。これは後述の制限の下、正しいです。
僕の場合、肺に入れられなくてすぐ咽てしまい、それっきりでしたが、まぁオランダということで文化体験にもなったかな、と思っています。
【注意】オランダのカナビス規制について
オランダ政府によると、カナビスの購入は、オランダに居住している18歳以上の成人に限って許可されています。
僕もカナビスを販売している、コーヒーショップ(Coffee Shop)と呼ばれるお店に入るときに、住民票の提示を求められたので、そういうところはちゃんとしているのでしょう。オランダに来たからといって、旅行者が買えるものではないという認識は持っておいてください。
バイトもやってみる?
ビザを支給されたときに、ドイツみたいに就労制限に関して説明を受けることも考えられます。
大学に通うだけじゃない、現地での生活にもっと馴染みたいというなら、制限内でバイトするのも手ではあります。
大学にいると、留学生や現地の大学生と触れ合う機会は十分ありますが、そうではない現地の人と接する機会はそのままではあまり設けられないかも…。
バイトなら、現地の日常生活に溶け込むので、それはそれで貴重な体験になることは間違いありません。
言うていつまでもいるわけじゃないし、現地語で対応できないと厳しい、という仕事が結構多いはず。また、のめりこみすぎて大学の授業についていけず単位を落とすなんて本末転倒です。
なので、勉強に余裕があって、留学先の生活をより充実させたいというモチベーションがある場合のみお勧めします。
ドイツ以上に自分次第の過ごし方
ドイツでは、正規学生として大学に通っていますが、そこからまた別の国の大学で学んだり、授業の外でも体験をするという、なんだかお得な(?)状況に置かれることは後にも先にも多分このタイミングだけでしょう。時間も限られていることですし、何だか知らない間に全部終わってしまったなんてことないように楽しんでおきましょう。
ここまで読んでくださった皆さん、ありがとうございます!
別のブログも読んでいただけたらうれしいです。
んでは、また~。
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