僕は一応日本の大学も卒業しました。が、実家から遠かったことや、当時卒業論文を書くというタイミングになるまで付属の図書館でこもって勉強した、という記憶はあんまりありません。
それがドイツの大学に入って、もう一番最初のセメスターから結構な頻度で大学の図書館を利用してるわけですよ。日本にいたときの自分からは想像できませんでした。
というわけで、今回はこもりにこもっていたドイツの大学の付属図書館の話をしていきます。
一人で使える自習スペースが多い
日本の大学を全て回ったわけではありませんが、自分一人のスペースを確保して勉強できるのは圧倒的にドイツだと思います。単純に机が広々としてるのが一番大きいですが、一人用のデスクが割と多いのです。あと、大学によっては要予約の個室もあります。
グループワーク用の部屋もあり
ちょっと前のブログで、ドイツの大学生はグループワークが多いことに触れたことがあります。
大学構内でも、食堂、空き教室、机といすとコンセント(重要)が設けられたオープンな自習スペースがあるので、選択肢はいっぱいなのですが、図書館にも5、6人ぐらいは入れる小さい部屋が設けられていることがあります。ブレーメン大学の付属図書館にある個室にはホワイトボードまで完備している部屋もありました。(使ったことはない)
学期終了前は席の取り合い
普段は7割ぐらいの占有率ですが、テスト前となると、普段来ないような人も図書館で勉強し出すし、学期終了前のレポート期限に追われる学生も増えるので、いつもより混み合います。席が完全に埋まってることもザラなので、椅子と机がなくても電源があるところを探してパソコンを長時間使えればラッキーみたいな日もあります。
英語の文献の割合が高い
ドイツの大学なので、ドイツ語の文献をいっぱい揃えています。さらにそこそこの規模の総合大学であれば、英語の文献、ジャーナルなどもドイツ語のものよりも2割ぐらい少ないかな、ぐらいの量を揃えています。あとは文学部や僕が所属していた観光学部みたいな、より外国文化と関係を持つ学部があれば、それ以外の言語で書かれた文献もあります。
独和辞典に助けられた
僕の大学には日本語学科があるので、日本関連の文献も図書館にありました。となると独和辞典もあるんですよ。
「今の時代電子辞書っしょwww」と言われるかもしれませんが、僕はなんとなく合わなくて買う気になれず、日本から和独を持ってきていました。家にいるときはそれを使って勉強してたんですが、やっぱり外に持ってくのはしんどい(そらそう)。そんな中、図書館で独和を見つけたときは胸が躍りましたよ、ええ。
別のブログで紹介しますが、外国人学生はドイツ語-母語の辞書のみテストに持ってこれるパターンがあります(講師と要相談)。なので、独和辞典が図書館にあるかどうかチェックしておきましょう。
喋ってもいい?
これがちょっと信じられなかったのですが、図書館の中で友達同士でしゃべってる人が結構います。もちろん大笑いしてたら顰蹙ものですが、ひそひそ話ぐらいなら周りが咎める様子もありません。
ただ僕は近くでスカイプされて気が散ったことがあったので、無言の主張で止めさせたことがありました。いやスカイプて。皆さんも限度を守って振舞いましょうね。どうしても図書館にいるときに喋りたいタイミングが来たら、図書館入口のロビーや少なくとも蔵書、及び勉強スペース外に場所を移すか、最初から個室を予約しときましょう。
クロークがあるところも
日本の大学の図書館って、入口のロビーにあるロッカーに不要な自分の荷物を入れてから図書館内に入る、もしくは荷物を預けずまるまる持って入れることがほとんどだと思います。ドイツでは大学図書館の規模が大きいと、学生アルバイトを雇ってクロークにジャケットとかばんを預けさせてから館内に入れるというところが割とあるように感じます。訪問者(≒学生)が多いとロッカーを設けるより収容率が上がるからじゃないかと僕個人は思っています。
あとは日本と同じ
こんな感じで日本の大学の図書館との違いを紹介しましたが、eduroamを使えたり、朝早くから空いている点、コピーとスキャンができる点、本を借りるときは図書館カード(学生カード)が必要な点などは共通しています。ドイツで勉強に集中したい環境を求めるなら、図書館はお勧めです。
ここまで読んでくださった皆さん、ありがとうございます!
別のブログも読んでいただけたらうれしいです。
んでは、また~。
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