先週有給使って近隣国どっか旅行行きたかったんですけど、まぁコロナということで自粛。第一候補は昔ちょっとだけ住んでたオランダで思い出の地巡りでした。
代わりに何しよか…はっ!!!
定期券が期間限定で使える範囲を拡大
ちょうど持ってる定期券が、住んでる州の夏休み期間中だけ使える範囲をめっちゃ拡大してたんで、それをできるだけ有効活用しようという方針に切り替えることにしました。
普段の有効範囲だけでなく、その州の中で運営しているICE、IC、夜行列車以外の全公共交通機関乗り放題になってるので、僕が今住んでいる場所から半径250km圏内のドイツ国内の街なら、交通費が実質タダになるのです。
ギリギリを攻めてみよう
そしてひねり出されたテーマは「端っこ」。
州の中で電車やバスが乗り放題になるということで、今お金をかけずに行ける一番遠いところ=州境を目指すことにしました。
その目的地の一つとして選んだのが、Weser Skywalkという展望台。
ヴェーザー川沿い、ノルトライン・ヴェストファーレン州、ヘッセン州、ニーダーザクセン州と3つの州の境に位置します。通常僕の住んでいるところからその展望台の最寄り駅であるBad Karlshafenという街までは片道約30€ですが、先述の通り交通費を気にしなくていいので、さっさと用意してレッツゴー。
…とはいえ移動時間まで省略できるわけではなく、片道3時間半電車に揺られて向かいました。朝6時半発とかの電車だったのでほとんど爆睡してましたね。
駅を降りて山を目指す
そんなこんなでBad Karlshafenに到着。特に何もない駅を後にして山登り開始です。車を走らせると10分かからないぐらい、山道を上がるなら30分ぐらい見ておいた方がいいです。僕はのんびり行きたかったので、行きは車道に沿って展望台に向かいました。
途中で州境であることを示す石柱を発見。あんまり目立つように建てられてなかったので、見落とすところでした。
7月下旬でしたが、ここ最近のドイツの夏は本当に涼しくて、汗だらだらにならずに展望台の入り口まで上ることができました。
ヴェーザー川を見下ろす
入口から300mほど山道を歩いて着いたのがこちら。
東西に流れるヴェーザー川を一望。この川は、ニーダーザクセン州のハン・ミュンデン(Hann. Münden)から始まり、ハーメルン、ブレーメンを通って、ブレーマーハーフェンで北海(Nordsee)に流れ込みます。主に通るのはニーダーザクセン州内であり、それに比べてノルトライン・ヴェストファーレン州、ヘッセン州に接する流域はそこまでです。
そんな中で、展望台はノルトライン・ヴェストファーレン州に建っています。この州からヴェーザー川を眺められる貴重な(?)場所です。家族連れやカップルなんかも来ていたので、ニッチなスポットというわけでもなさそうです。
Bad Karlshafenはヘッセン州、展望台へ向かう車道はニーダーザクセン州、そして展望台そのものはノルトライン・ヴェストファーレン州と、30分のうちに3つの州をまたいできました。
余った時間で街歩き
帰りは山道を通って駅まで降りてきました。この時点でお昼の12時。
せっかく長い時間電車に乗ってここまで来たので、Bad Karlshafenの街を探索することに。
ドイツ国内で「Bad」と名のつく街は、大体が温泉、スパを売りにした保養地で、都会や、小さな村とは違った落ち着いた雰囲気です。ここも例外ではなく、白い建物と、ヨットが停まる小さな港が、来る人に癒しを与えてくれます。
もちろんスパもあり。この街のスパは”Weser Therme“という名前で、冷水と温水のプール、サウナが楽しめます。僕も行きたかったけど、帰る時間を計算した上で泣く泣く諦めることに。泊りにすりゃよかったなぁ。
ちょっと歩いて丘の上の城跡へ
それでもまだ行けるところを探して見つけたのが、クルーケン城跡(Krukenburg)という、小高い丘の上にある遺跡。13世紀前半に建てられて、主に教会としての役割がありましたが、それと同時に武器庫であり、宿でもあったとのこと。
城跡内の一番高い塔に上ると、それぞれの方角にどの州のどの街が近くにあるのかを示すプレートが掲示されています。この城跡はヘッセン州の管轄下ですが、ノルトライン・ヴェストファーレン州、ニーダーザクセン州はすぐそこです。
カッセル(ヘッセン州)方面
帰りもまた電車
なんだかんだ夕方のいい時間になったので、日帰り旅行はこれで終わり。ずっと歩いていたので、行きと同様、電車の中でずっと寝ていました。
久しぶりにちょっと無理して楽しんだ気がして、なんか充実感がすごかったです。次はどこ行こかな。
ここまで読んでくださった皆さん、ありがとうございます!
別のブログも読んでいただけたらうれしいです。
んでは、また~。
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