Rheinland-Pfalz州にあり、モーゼル川(Mosel)とライン川(Rhein)の合流地点であるドイチェス・エック(Deutsches Eck)からの眺めを求めて人が集まる街、コブレンツ(Koblenz)。もう一つお勧めなのが、ライン川をはさんだ向こう岸にある丘に建つエーレンブライトシュタイン城塞(Ehrenbreitstein Festung)です。
眺めが雄大
標高118mから見下ろすドイチェス・エックを中心とする街並み、もちろんモーゼル川、ライン川も込みの風景はちょっとした優越感に浸れる眺めだと思います。数値だけ見ると、別にそんな高くなくない?と思うかもしれませんが、来てみて意外とちょうどいいということに気づくでしょう。
ユースホステルに泊まれる
城塞の一部はユースホステルになっており、いつでも街を見下ろす眺めを堪能することができます。また、丘の上なので、地上よりも涼しい風が吹いていて、夏の晴れた日は気持ちよく目覚められるんじゃないかと思います。
城塞の歴史博物館
この城塞は5000年にも及ぶ歴史を持つらしく、その歩みをかいつまんで見学できる博物館も併設されています。5000年前にここまで立派だったわけではないですが、二つの川が合流するという、地理的にもいろんな活用法があった土地なので、要所として長らく活躍してきたのです。
他にも見どころいっぱい
城塞からの眺め、歴史で楽しめるほか、中を回ってみると広いながらも実は結構複雑な形をしている建築としての城塞、また庭園などもあり、初めて訪れたなら2、3時間ぐらいあっという間に過ぎてしまうかもしれません。
2通りの行き方
城塞を訪れるには、冒頭で紹介したドイチェス・エックの近くから伸びているロープウェイを使うか、車ならちょっと遠回りして陸路で行くかの2通りになります。
そう、車なら。ふらっと着の身着のままで行ってみようと考えているならロープウェイ1択です。
陸路を歩いていくと…
2013年8月。当時の僕はできるところは節約しようというモットーで生きていました(今も大して変わりませんが)。ドイチェス・エックから城塞を見つけ、行ってみたいと思いましたが、「ロープウェイ?いらんわ!自分の足で行けるんなら歩いていくわ!」と謎のやる気で陸路を登っていくことにしたのです。
ここで改めてその陸路の道なりを紹介しましょう。
めっちゃ遠回りです。ドイチェス・エックからなら、駅が200mぐらいのところにあるので誰が見てもロープウェイを使う方が賢いし、時間を有意義に使えます。ライン川に掛かっている橋を越える前に、「失敗したかも。」と思いましたがどうしても引き返す気になれず、そのまま進んだ僕は、40分ぐらいかけて汗だくでようやく城塞にたどり着いたのです。
だいぶ疲れていたので、しばらく休憩していたのですが、かいた汗が丘に吹く風で急激に冷やされ、なんとなく寒気が…。それに対して悠々とロープウェイから降りてくる観光客のさわやかな顔。なんだこの差は。
大して損しない料金体系
うっかり(?)調べてしまったのですが、ロープウェイ往復と城塞への入場のセット料金は学生で学生は10,9€、大人でも19€。城塞入場料金だけだと学生5€、大人8€…。
良心的や…。
なんだか敗北感を押し付けられたような気持ちになりました。
みんな、過剰な節約はお勧めしないぜ…(誰)。
ここまで読んでくださった皆さん、ありがとうございます!
別のブログも読んでいただけたらうれしいです。
んでは、また~。
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