日本でも、ドイツでも、学生というだけでいろんなところで恩恵にあずかれます。
博物館、公共交通機関、はたまた軽食屋でもたまに見かける『学生割引』
なんてすばらしい響きでしょうか。
基本的に学生証を見せるだけで一般成人よりもお安くサービスが受けられる、超お手軽制度です。
もちろん、ドイツだけでなく、ヨーロッパ圏内の他国でも学生割引が受けられるところはあります。しかしここでブレーキ。
ドイツの学生証が隣国で通じるとは限りません。英語表記がなされている学生証ならまだましかもしれませんが、ドイツ語が通じない国や地域でドイツ語の学生証を見せたところで、相手にはさっぱりです。
残念ながら、他国では紙切れ同然です。
でも旅行したいですよね?しかも学生料金が使えるなら願ったりかなったりですよね?そんなあなたに救世主のようなアイテムがあります!
世界で通じる学生証!
それが、非営利団体ISICが発行している国際学生証です。全世界で通用する学生証として認められており、英語表記で皆さんが通っている大学の名前もばっちり表記されるので、ドイツ語圏外に携帯必須アイテムの一つです。
これがあれば、ドイツ国外でも学割が使える範囲がぐっと広がり、旅行のコストが抑えられます。有効期間は、発行後1年間で、学生である限り有料で更新の後、ずっと所持可能です。
参考記事はこちら
日本でも、ドイツでも申請可能
ドイツに来てすぐドイツ国外で使いたい、という方は日本で申請してもいいと思います。ドイツに本科生として留学が決まって、入学証明書が手元に届き、実際の学期が始まる1か月前を切ると、申請が可能になるので、興味のある方はサクッと申請しておきましょう。
日本での申請はこちらのリンクからオンライン、郵送、または国内公認の発行所で可能です。
その後ドイツでの更新、再申請は各大学にある学生団体ASTAが主に対応しています。更新には2週間ほど要するので、余裕をもってASTAに行きましょう。
冬休み、イースター、夏休みなどの長期休暇は休止している可能性があるので、それより少し前に行っておくといいでしょう。
多岐にわたる特典
僕はこれまで、国際学生証を使うと旅行や教材の調達が安くなるぐらいのメリットは知っていましたが、実はレストラン、家具、化粧品、電化製品も割引料金を提供しているようです。意外にその活用範囲は広いかもしれません。
スマホにカード?
申請には、大学の入学証明書、もしくはすでに手元にあるなら学生証のコピー/スキャン、カラーの顔写真 横2.8cmx縦3.3cm(オンライン申請の場合はデジタル化を忘れずに)、必要事項を記入したオンライン申込フォームをウェブサイト内で出した後、料金はPayPal経由の支払いで、税込み2,200円/15€になります。(2022年9月現在)
2019年6月より、国際学生証は上記画像のようにスマホ対応のデジタル式になりました。日本、ドイツではかつてのカード形式は廃止されています。
がっつり元を取れる!
これをフル活用すれば、申請代なんてすぐに取り返せてしまいます。せっかくヨーロッパにいるなら、隣国へふらっと出かけてぜひいろんなものを見に行ってほしいものです。学生という身分を存分に謳歌して、より濃い思い出を作ってください!
ここまで読んでくださった皆さん、ありがとうございます!
別のブログも読んでいただけたらうれしいです。
んでは、また~。
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