いやぁ、語学試験、書類集め、大学選び、そしてuni-assistを通しての出願…。長かった、長かったぞ!!!!!
というわけで、これまでドイツの大学出願に関する各過程を解説してきました。
大抵の場合、あとは結果を待つだけなのですが、一部の大学、学部はさらに出願者に追い打ちをかけてきます。
VPDを郵送しなければいけない場合がある
それがタイトルでも紹介している「Vorprüfungsdokumentation(以下VPD)」。
何じゃこれ…。
前回ちらっと紹介しましたが、簡単に言うとuni-assistが皆さんの出願書類を審査した結果の通知です。
ちゃんと高卒の資格があって、この学部に出願するための前提をすべて満たしているのかがこの通知に記載されます。
ほとんどの大学では、外国人の入学希望者がuni-assistに出願書類を出すと、そのコピーと、このVPDをそのままuni-assistから受け取るようにしています。
が、出願者自身に出願書類とVPDを直接送るように要求する大学も一部あるのです。出願資格書類以外に、課題を要求される場合これにあたる可能性が高いです。
もう勘弁して…。
準備期間が短くなる
書類上全く問題なければ、学部の指示に従ってVPDをこれまでご自身が集めてきた書類に同封し、そのまま大学に送ります。
これらの書類が大学に届いたら出願完了です。つまり、VPD付きで出願しなければいけない方たちは、ここまでを出願期限までに完了させなければいけません。
前回説明したとおり、uni-assistの書類審査は最長で6週間ほどかかります。
つまりVPDが必要ない人たちよりも2か月ほど前倒しでuni-assistに書類を全て揃えて出願しなければ間に合わないのです!!!
目安として、一般的に設けられているドイツの大学の出願期限は、
冬セメスターなら7月15日
夏セメスターなら1月15日
※大学院などは他に例外もあるので、一度ご自身で調べてください。
ということは、出願にVPDが必要な場合、
冬セメスターなら5月15日
夏セメスターなら前年の11月15日
までに書類を揃えないといけない、という計算になります。翻訳と公証が必要な場合はそれも含みます。これ実は各セメスターの出願期間開始からすぐ、っていうか夏セメスターの場合は開始当日という計算になるんです(戦慄)。
もうほんとお気の毒です…。
2か月はデカい。なのでとにかく早めに書類を揃えないといけません。VPDが必要な方は1年単位で計画を練りましょう。
どの学部が必要?
冒頭でも書いた通り、VPDが必要な出願は全体の中の一部です。ご自身の志望大学のホームページで「Vorprüfungsdokumentation」「VPD」で検索をかけるか、入試課にメールで問い合わせてみましょう。
学部によっては出願期限を越えて後出しを許可しているところもあります。実はうちの学部も後出しできたので、僕は何とか書類不備は逃れました(汗)。(これがなかったら語学試験の結果が出願に間に合わなかったなんて言えない。)
確認は怠るな!
もちろん確認、入試課への連絡もせずに、高を括って「後出し行けるっしょ」とか調子こいてたら責任は取れません。あんまり助けてくれる人がいない分野なので、ご自身できっちり調べましょうね。
次回は出願後にチェックすることを解説します。
ここまで読んでくださった皆さん、ありがとうございます!
別のブログも読んでいただけたらうれしいです。
んでは、また~。
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