前回はuni-assistでアカウントを作成するところまでを解説しました。(あれに一つ記事を消費するとは思わなんだ。)
今回は揃えた書類をuni-assistにアップロードして、大学と学部を選ぶところまで。
サイトで紹介されている、大学出願のための6つのステップのうち今回は後半にあたる、
4.ONLINE BEWERBEN(オンラインで出願する)
の前半の解説になります。
ちょっと自分でも何言ってっか分かんないですね。
PDF化を忘れずに!
インターネットで書類を提出するので、書類をPDFに変換しておきましょう。(僕が出願した時はJPEG、JPGともに行けましたが今は無理みたいです。)
変換した書類は、右上の「Meine Anträge」内、「Dokumente」に保存しておくことになります。複数の学部に送る場合も一旦まとめてここにぶちこみましょう。出願時にはここからuni-assistにオンラインで送られるようになっています。
ただし、ファイルの容量上限は10MGです。必要な書類が多くなる場合は容量も考慮してアップロードしましょう。
出願書類はこの「Dokumente」にアップロードされているものからuni-assistが可能な限り選別して各出願大学に転送します。
志望動機書など、各大学、各学部個別に送ってほしい書類は、PDF変換前にWordのヘッダー機能を使って大学と学部の名前を見やすいように記入するか、書類のタイトルに名前を入れておくなどして仕分けやすいようにしましょう。
書類の整理ができるのは出願期限まで
uni-assist上で書類をアップロードできるのは、各セメスターの出願期限までです。できるところまでやっておいて、不足分を手に入れたら速やかにアップロードしましょう。また、語学力証明書など、いい成績が取れたらとりあえず「Dokumente」に入れておけばあとはuni-assistが判断して古い方を削除してくれます。
ただ、一度アップロードした書類は自分の裁量で削除できないようです。どうしても不要な書類を削除したい場合はコンタクトを取って対応してもらわなければならないでしょう。
大学を選ぼう
アカウントを作った初回以降ログインをすると、下の画像のような大学を探すページが最初に現れるようになります。左の「Suchkriterien」からキーワードを打ち込んだりして大学と学部を探し始めましょう。学部のリストは、検索条件を入力したら自動で更新されます。
もっと条件を絞り込んで探したい方は、ページ左端の「Erweiterte Suche」をクリックするともっと細かい検索条件を入力する欄が出てくるのでそちらを参考にしてください。
※セメスターは基本的に直近で出願できる時期の表示です。これを表示するか、なくすかの選択肢しかないので、いじってもあんまり意味はないです。
こちらが「Erweiterte Suche」の詳細です。キーワード、セメスター、大学名のほかに、大学のある自治州(Bundesland)、取得学位(Abschlussgruppe)、全日制/パートタイム(Voll- oder Teilstudiengänge)、uni-assistを通しての応募か(uni-assist zuständig)といった基準で、より細かい検索が可能です。
※uni-assistを通しての応募に対応していない学部も表示されますが、そこに応募するにはuni-assistではなく直接学部担当に問い合わせるように指示が出ます。
自分が出願したい学部を選ぶと、こんな感じで簡単な詳細が出てきます。
ここに大学が作成した学部の紹介ページのリンクがあると、もう一度必要書類の確認ができたりします。ダブルチェックの意味でここは慎重に進めましょう。(黒く塗りつぶしたところにURLが載っていたのですが、ブログの仕様で表示がおかしなことになるのでとりあえずの措置を取りました。)
ここでもう一つ、見ておいて損はないポイントを。右上に「Zulassungstyp」という欄がありますね。横には何やらコードがかかれています。これは入学に際して人数制限を設けているかどうかの表示です。「NC-frei」は制限なし、「Orts-NC/Manueller NC」は選抜ありです。選抜ありの学部に出願する方は、他に似た学部がないかを事前に調べて、駒を増やしておきましょう。
ここまできたらもう何も迷うまいという意志の強い方は、このまま右下の「Auswählen」をクリックして志望大学を選んでいきましょう。
すると、ページ右上端のアイコンに数字が表れます。すべての志望大学を選び終わったらそこをクリック、下の画像のようなページにたどり着きます。
出願前に注意するべきポイント
ここでチェックするのは志望大学のほかに2点。
1.出願前に答える質問(Offene Pflichtfragen)があるか
2.出願時に支払う合計金額(Zwischensumme)
1.Offene Pflichtfragen
uni-assistを通して書類審査をしてもらう場合、多くの大学が出願前に出願資格に関する質問を設けて出願者に回答を義務付けます。
最低限答えなければいけない質問は赤くマークされており、完答しなければ次の支払い画面に進むことができません。
2.Zwischensumme
uni-assistの審査は有料です。しかも最低75€からと結構持っていきます。
第一志望学部の審査に75€、それ以降は学部を一つ付け足すたびに30€ずつ加算されていきます。痛い。審査料を負担してくれる大学はありますが、ごくごく少数です。
注意しなければいけないのは、料金がかかるのは基本的に学部ごとであり、大学ごとではないところです。同じ大学の中で複数違う学部に出願するパターンでも、お金が節約できるわけではないということを心に留めておいてください。
足元見てるわぁ。
避けては通れない
正直言って、めんどくさい。と思ったあなたは正常です。だからってここを無視してはドイツの大学に通えないんです!この凡雑な手続きを終えたら、自分自身にちょっとしたご褒美を考えておくことをお勧めします。
次回はいよいよ出願編、ラストです!頑張りましょう!
ここまで読んでくださった皆さん、ありがとうございます!
別のブログも読んでいただけたらうれしいです。
んでは、また~。
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