前回の記事では、ドイツの大学で卒業要件になるインターンシップの探し方、応募方法について書いてみました。
今回は、無事に会社に受け入れられて、インターンシップが始まったところからのスタートです。
簡単な作業から
いきなり書類をどーんと積まれて「明日までに全部入力しといて。」みたいなことは頼まれないはずです。まぁでもお客さんの個人情報を会社のデータベースに登録するとか、郵便物整理とか、ちょっとした雑用から始めていきます。
電話番も任される
特にオフィス勤務だと、電話番しといてって頼まれます。会社の人は軽い気持ちなんですが、こっちとしてはそれだけで気が気じゃないっていう感じになるんじゃないでしょうか。しかし将来ドイツで働くなら避けては通れない業務です。こちらからかけるのではなく、大概電話を受けるだけなので、トレーニングと思って頑張りましょう。
徐々に手の込んだことも
初歩の初歩ができるようになると、企画のための情報集めとか、SNSに投稿とか、何かの手配とか、会社のサービスにちょっとだけ近いところの業務もやることになります。自分で一からというよりも、会社がやりたいけど、手が回ってないところを片付ける意味合いが大きいと思います。
小さい会社なら企画そのものに参加できるかも?
僕はベルリンの、従業員7人とかの旅行会社でインターンシップをしていたのですが、最初は先述の通り、お客さんの個人情報を管理するところからでした。それに慣れたら、旅行直前のお客さんに会社から送る書類の準備、団体向けのホテルとかアトラクション予約など、サービスの一部にかむようになっていきました。
その後、シーズンになって、他の社員の手が塞がって忙しくなったので、突如社長から呼び出され、団体向けのオーストリア、ウィーンの旅行プランを作れと命じられたのです。
「いや大丈夫?」って思いましたが、商品そのものを作るという課題はわくわくするもの。とはいえ、会社のコンセプトがあって、組み込むべき観光スポットもいくつか指示されていたので、全くのゼロからスタートというわけではありませんでした。
社長からまぁいいだろうとオッケーをもらったら、プランを引き渡して、社長にお客さんと話し合ってもらうので、僕の役目は終了です。無事採用されたっぽかったのですごい安心しましたね…。
ここまでやらせてもらえたのは、みんな忙しかったからとかタイミングもありましたが、インターン生にも目が届きやすい小さい会社ならではじゃないかと思います。
大企業に行った子のうちのひとりは、ひたすら会社のパンフレットを読んで、ミーティングの書記したり、外部からインフォに来たメールを担当者に回すといった業務ばかりだったと嘆いていました。それはそれで大事なことなのですが、ずっとそれだと楽しいとは言い難いよなと変に同情してしまいました。
任期満了で修了証をもらう
無事にインターンシップを終えたら、その修了証明書(Praktikumszeugnis/ Letter of reference)をもらいます。中には自分がやった仕事、会社からの評価が書かれています。別の記事で書いた、企業とコラボする授業の最終成績通知みたいなものです。
成績は書かれていないこともありますが、文章から会社が自分のことをどう見ているのかが分かるようになっているので、単位のためにインターンをしていたという場合、ひとまずはそれで要件は満たしていると思います。
どうしても成績を数値化して欲しいという方は、大学の教授や学生課に評価基準をもらって、インターン先の会社相談してみましょう。
報連相はちゃんとする
ドイツでも社会人になったらいやというほど聞きますが、いわゆる報告、連絡、相談はインターン生の時点でこまめにできるかが大事です。社員の人に、必要な時に聞いて回れる関係性をできるだけ築いておきましょう。
ここまで読んでくださった皆さん、ありがとうございます!
別のブログも読んでいただけたらうれしいです。
んでは、また~。
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